海の果てに続く道をたどり着くと、そこには静かに佇む「ホテル恵風」。
津軽海峡を望むその場所に立つと、周囲の喧騒はまるで遠く、ただ一定のリズムで打ち寄せる波音が耳に響く。
時間がゆっくりと流れ始め、自然が心を浄化してくれるような感覚に包まれる。
湯けむりに包まれる温泉は、地中深くから湧き出す「炭酸水素塩泉」と「ナトリウム塩化物泉」。
その温かさが体の芯まで染み渡り、まるで湯そのものが体と心を包み込んでくれるかのようだ。
外界との繋がりが断たれたこの瞬間、温泉の湯気と海風だけがそばにあり、贅沢で穏やかな時間が静かに過ぎていく。
そして、料理は津軽海峡の新鮮な海の幸をふんだんに使った一皿一皿。
海の恵みをそのまま味わうかのようなその料理は、口の中で広がる塩の香りが、まるで海そのものを体験させる。
旅とは、ただの移動ではなく、その地の持つ独特の空気や時間に浸ること。
それが「ホテル恵風」でのひとときだ。
はこだて恵山ホテル恵風
〒041-0605 北海道函館市恵山岬町61番地2
TEL:0138-86-2121FAX:0138-86-2123