Xでは玉木雄一郎に「騙されるな」がトレンド入りした。 国民民主党の玉木氏は「対決より解決」を掲げ、まるで国民の生活を第一に考えるかのような政策を打ち出している。たとえば消費税の減税やトリガー条項の発動などが実現すれば、それは確かに嬉しいこと…
旭川の焼肉居酒屋「五衛門」。 年季の入った店内は、どこか昭和の面影を残しており、まるでタイムスリップしたかのような感覚になる。 店内は煙が充満しているが、その中で客たちの笑い声がBGMのように聞こえてくる。煙と客の笑い声…この空気感こそが「五衛…
俺は甘いものをあまり食べない。子供の頃、虫歯の治療で大泣きした経験があり、それ以来、自然と甘いものを避けるようになった。中でも和菓子はほとんど口にすることはないのだが、この「大阪もちまろ菓」だけは別だ。 口に含んだ瞬間、ふわっと広がる上品な…
博打というものは、単なる金銭のやり取りではなく、その背後にある人間模様や瞬間の判断、そして時に風変わりなキャラクターとの出会いによって彩られる。平和島競艇場に足を運ぶ者にとって、予想屋マルキンの存在はその一つの象徴だ。 マルキンの江戸弁での…
また選挙がはじまる。 周囲の人々の表情には、政治への熱意や希望の輝きは見られない。「俺一人が投票したところで、何も変わりはしない」。そう呟く若者たちの声が、現代日本の風景に溶け込んでいる。それが、この国の現状を写す鏡となっているのだ。 だが…
和田鮨・新橋 新橋の和田鮨。ここは立ち食いの形式でありながら、鮮度の良いネタが驚くほどリーズナブルな価格で楽しめる。 この店には二人の職人が働いているが、いつも俺は、背中が丸くなった年配の職人の方のカウンターに案内される。彼の手さばきは、そ…
3種のフンギ・厚田町のリップル リップルといえば仮想通貨を思い浮かべるが、厚田のリップルはまるで別世界だ。 ここでは、日本海を眺めながら、石窯で焼かれたピザと味わうことができる。休日には行列が絶えないが、その待ち時間すら厚田の豊かな自然の一…
俺にとって剣淵町は、かつてはただ車で通り過ぎるだけのことが多い場所だったが、吉野シェフが手掛けるレストランに出会ってから、その印象は一変した。 八王子で生まれ、父の影響で料理の道へ進んだ吉野シェフは、フランス料理店で修行の後、世田谷の下北沢…
けやきの味噌ラーメンを初めて食べたのは、約20年前。深夜のすすきので、その店にはいつも行列ができていた。 中太の縮れ麺は、弾力があり食感もいい。スープと絶妙に絡み合っている。 味噌のスープはまろやかなで、驚くほど深いコクがあり、ひと口目の瞬間…
やきそば屋(札幌市) 予備校生だったあの頃、麺類を食べることは俺にとってのルーティーンだった。 東京への夢を抱き、毎日英単語帳を繰り返し開く。勉強に区切りをつける合図のように、空腹を感じると自然と向かうのが、麺類の店。 ここ「やきそば屋」は、…
幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば(夕張市) 若い頃、バンドのヴォーカルをしていたことがある。 ホワイトスネイクの「Fool for Your Loving」をカバーしたとき、その冒頭の歌詞が「I was born under a bad sign, Left out in the cold」で、これを訳すと、…
胆振沖地震後のブラックアウト(2018年) 小学生の頃、図書室には「世界の伝記」シリーズがずらりと並んでいた。 エジソンやライト兄弟など、こうした偉人たちによって、今では当たり前に使っている技術の礎が築き上げられたのだから、これらの物語は、まる…
華実地・岩見沢市 今回、俺が行ったのは、岩見沢市の郊外にひっそりと店を構える「華実地(はなみち)」という蕎麦店だ。 この店は、今年の6月に岩見沢に開店したばかりだが、以前から熊本県でお店を営んでおり、今後は季節ごとに九州と北海道を行き来しなが…
台湾・花蓮市の松園別館から眺める海 物質的な豊かさや経済的な成功──それを追い求めることは、誰にとっても自然な欲求だろう。俺だって、そんなものに少しでも近づけたら、と思わないわけじゃない。 だが、それが即座に幸福や精神的な充足に結びつくのかと…
小樽のカモメ 北海道を車で旅をしていると、よく峠を越える。 その時、峠の途中での景色と、頂上からの景色はまるで違う。 道中では木々の隙間からわずかに見える風景も、頂上では遥か遠くまで広がる景色が一望できる。 登れば登るほど、視界が広がり、すべ…
香港の夜景 現代社会では、多くの人々が「善か悪か」「正しいか間違っているか」という二分法に陥りやすい。 俺はその単純さに疑問を感じている。 歴史を振り返ると、善と悪は一枚岩ではなく、混じり合い、特に戦争のような極端な状況では、各々が自分の正義…
国鉄711系電車(岩見沢駅) 1968年、北海道初の国鉄電車として導入された711系――その真っ赤な車体は、いつしか「赤電」という愛称で道民に親しまれるようになった。 国鉄711系電車(美唄駅) 約半世紀、風雪に耐え、広大な大地を駆け抜けた赤電は、2015年3月…
ひのでそば・天玉そば(札幌) 1971年、札幌オリンピックの直前に開店した「ひのでそば」は、大通駅のすぐ近くに位置する立ち食いそば屋だ。 俺は予備校生時代から、小腹がすいた時に、立ち寄っていたので、もう約30年もの付き合いになる。 店内では、厨房を…
スナップ写真(大阪府守口市) 人はつい自分本位で物事を考えてしまう。エゴに囚われると、他人の感情や意見が見えなくなり、自分の利益ばかりを優先しがちだ。だが、そんな生き方は孤独を招き、不安やストレスを増やすだけだ。 自分の欲に時間を使うよりも…
石炭記念公園の像(福岡県田川市) 福岡県田川市、かつての炭鉱町に静かに息づく「もやしそば」。 この料理は、50年以上も前に「フッコー食堂」で生まれ、地元の人々に愛され続けてきた。 店が閉じた今、その味を蘇らせたのが己城氏である。己城氏が手掛ける…
民謡の外観(奈井江町) 奈井江町の裏通りに佇む焼き鳥屋「民謡」。昭和39年創業のこの店は、時代の移ろいを静かに見守り続けてきた。 外見は古びているが、店に一歩足を踏み入れれば、店内では今どきの音楽が流れている。恐らく、おかみさんが好む男性グル…
狭心症手術・前後の写真(2023.12) 手術台の上に横たわったとき、俺は初めて、これまでの自分の人生が逆再生されていくような感覚を覚えた。 未来の目標を描こうとするとき、多くの人はいつも目の前にある損得勘定や我欲にばかり目を奪われる。 しかし、本…
吉野鮨のラーメン・生ちらしセット 奈井江町の吉野鮨に足を運ぶと、まず驚かされるのは、寿司屋でありながらラーメンが絶品だという点だ。1947年に小樽の吉野鮨からのれん分けをして開業した老舗だが、地元の人々のニーズに応えるうちに、ラーメンや定食がメ…
道道美唄富良野線(2024年8月26日 開通) 若い頃、東京への夢を捨て地元に就職したが、事務机に向かう日々が続くと、果たしてこのまま人生が終わってしまうのかという、そんな焦りばかりが考えを占めるようになっていた。 日々のルーチンに追われながらも、…
予備校時代、札幌で過ごした俺は、週に三度は「五丈原」の暖簾をくぐったものだ。あれから30年が経った今も、あの店は変わらず激戦区で繁盛している。俺がいつも頼むのは「とんしお」ラーメンだ。豚骨ベースのスープに塩味の繊細さが加わり、見事なバランス…
寶龍美唄店の味噌カツラーメン 寶龍美唄店の味噌カツラーメンを食べるために、俺は年に何度もこの店に足を運んでいる。見た目の豪快さに反して、実に繊細な味わいが広がる。40年の歴史を誇るこの寶龍美唄店の暖簾をくぐると、大将とその家族が温かな声が迎え…
昨夜、満月の光が差し込む部屋で、俺は数日前の道南の旅で手に入れた「五稜乃蔵」の特別純米酒を静かに開けた。すっきりとした飲み口と柔らかな風味が、体にじんわりと染み渡る。 函館は観光地としては有名だが、長らく地酒がないと言われてきた場所でもあっ…
かまだ屋の天そば 岩見沢を通り過ぎる時に腹が空いていれば、俺は必ず「かまだ屋」に足を運ぶ。 いわゆる立ち食いそばの店だが、ここの「天そば」は格別だ。道産小麦を使った自家製麺は、ただの一杯とは言えない深みがある。汁の甘みと天ぷらのサクサクした…
2024年9月17日、道道美唄富良野線からの夜空 旅の途中、ふと空を見上げた俺は、中秋の名月を眺めていた。月の光は、旅における無言の相棒だ。知らない土地でも、その光を見るだけで、どこか安心することができる。光に照らされた山道や海辺、風が囁くように…
ホテル恵風オリジナル「浜醤油まんじゅう」 恵山から帰ってきた翌日、全身に残る疲労感を感じながら、手に取ったのはホテル恵風オリジナルの「浜醤油まんじゅう」。異日常とも言うべき時間を過ごしたあの場所を思い出すきっかけとなった。まんじゅうのほんの…